「勉強計画を立てても、いつも途中で崩れてしまう」
「今日は数学を2時間、英語を1時間……と決めても、予定通りに進まない」
そんな経験はありませんか。
私も受験生のころ、細かい勉強計画を立てるのが得意ではありませんでした。予定をきっちり決めても、その日の理解度や学校の予定によって簡単にずれてしまいます。
そこで私は、1日ごとの予定を細かく決めるのではなく、受験までに必要な勉強量と科目ごとの配分を大まかに決める方法で勉強していました。
この記事では、現在医学生の私が受験生時代に実際にやっていた、計画に縛られすぎない勉強法を紹介します。
「勉強計画が続かない」と悩んでいる人は、計画を守ることよりも、計画の立て方そのものを変えてみると楽になるかもしれません。
結論|勉強計画が続かないなら「1日」ではなく「全体」で考える
私が受験生のころに意識していたのは、今日何を何時間やるかより、受験までに各科目をどれくらい勉強するかでした。
たとえば当時の私なら、大まかなイメージとして、
- 数学:4割
- 英語:2割
- 化学:2割
- 生物:1割
- 残り:国語・日本史
といった形で科目ごとの比重を考えていました。
もちろん、毎日この割合を正確に守るわけではありません。
今日は化学を多く勉強したら、翌日は数学を多めにする。英語が予定より少なかったら、別の日に少し増やす。
そんなふうに数日単位で帳尻を合わせるイメージです。
私にとって大切だったのは、予定表をきれいに消化することではありません。
入試までに必要な勉強を終わらせること。
ここを目的にすると、1日予定が崩れただけで「もう計画失敗だ」と感じにくくなりました。
なぜ細かい勉強計画を立てなかったのか
細かい計画を立てなかった一番の理由は、単純に私自身が細かい計画を立てるのが苦手だったからです。
「18時から数学、19時から英語、20時から化学」
と決めても、数学の問題が思ったより難しければ予定通りには終わりません。
逆に、化学を始めたら集中できて、予定していた1時間を超えてそのまま勉強したくなる日もあります。
そこで私は、時間割のような計画を守ろうとするよりも、
「今必要な勉強を進めつつ、あとでバランスを調整する」
ほうが自分には合っていると考えました。
計画は、自分を縛るためのルールではありません。
受験まで迷わず進むための地図くらいに考えておくと使いやすくなります。
科目ごとの「勉強時間の配分」だけは考えていた
細かいスケジュールを作らなかった一方で、科目ごとの勉強時間の配分はかなり意識していました。
理由は、大学受験ではすべての科目に同じ時間を使えばいいわけではないからです。
自分の得意・苦手だけではなく、
- 入試での配点
- 現在の成績
- 伸ばしやすさ
- 本番までの残り時間
などを考えて、重点的に勉強する科目を決めていました。
私の場合は数学や英語の比重を大きめにしつつ、その時期に弱かった化学の勉強時間を増やすこともありました。
特に理科は、勉強したい単元がはっきりしていたので、必要に応じて一時的に配分を変えていました。
大切なのは、最初に決めた割合を絶対に守ることではありません。
今の自分に必要な科目へ、勉強時間を動かしていくことです。
その日の計画が崩れたら「翌日調整」でOK
勉強計画が続かない人におすすめしたいのが、翌日調整です。
たとえば、
「今日は化学を1時間だけやるつもりだったのに、気づいたら2時間やっていた」
とします。
私はそこで、
「予定を1時間オーバーした。失敗した」
とは考えませんでした。
むしろ、
「今日は化学を多くできたから、明日は数学を少し増やそう」
と調整します。
逆に、学校で疲れて予定より勉強できない日があっても同じです。
次の日に少し取り戻せばいいし、必要ならその週全体で調整します。
1日単位で100点の計画を目指すより、1週間や1か月で見たときに必要な勉強ができているかを見るほうが、私は続けやすかったです。
模試やテストを使って勉強計画を修正する
勉強計画は、一度立てたら入試まで変えてはいけないものではありません。
私は模試やテストを、計画を修正するための材料として使っていました。
たとえば模試を受けて、
- 数学の特定単元で間違いが多い
- 英語で時間が足りない
- 化学の知識問題を落としている
と分かったら、その後の勉強時間を少し調整します。
つまり、
計画 → 勉強 → 模試 → 修正 → また勉強
という繰り返しです。
実際に問題を解いてみないと、自分が思っていた弱点と本当の弱点が違うこともあります。
そのため、最初から完璧な勉強計画を作ろうとするより、途中で変える前提の計画にしておいたほうが使いやすいと思います。
模試の復習方法については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
→ 「模試の復習はいつやる?医学生が受験生時代にやっていた復習法」
参考書は「いつまでに終わらせるか」だけ決めていた
毎日の予定は細かく決めませんでしたが、参考書については大まかな期限を考えていました。
私の場合、受験学年では11月ごろまでに主要な参考書を2周することを目安にしていました。
ただし、2周目もすべての問題を最初から解くわけではありません。
1周目で、
- 間違えた問題
- 自信がなかった問題
- 時間がかかった問題
などを確認しておき、2周目ではそうした問題を中心に取り組みます。
この方法なら、
「今日は何ページ絶対やる」
と細かく決めなくても、
11月までにここまで終わらせるには、今どのくらいのペースが必要か
という大きな方向だけは見失いません。
私にとっては、毎日のノルマよりも、このような長めの締め切りのほうが管理しやすかったです。
英単語は「英語の勉強時間」と別にして毎日やる
英単語だけは、少し例外でした。
私は英単語を「今日は英語を勉強する日だからやる」という扱いにせず、毎日やるものとして考えていました。
たとえば数学や化学の勉強時間を調整する日はあっても、単語はそれとは別枠です。
大学受験では、一度に大量の単語を覚えるより、繰り返し目にすることが大切です。
そのため私は、1週間で見る単語の範囲をある程度決めて、毎日繰り返し確認していました。
このように、
毎日少しずつやるものと
日によって配分を変えるもの
を分けておくと、勉強計画がシンプルになります。
全部を時間割に押し込もうとしなくていいのです。
「計画通りできなかった=勉強できなかった」ではない
勉強計画を細かく立てすぎると、予定と実際のズレが気になりやすくなります。
たとえば3時間勉強できたとしても、
「予定では数学を2時間やるはずだったのに、1時間しかできなかった」
という理由で、その日を失敗扱いしてしまうことがあります。
でも、その1時間で数学の苦手な問題をしっかり理解できたなら、それは十分意味のある勉強です。
私は、
計画を達成したかではなく、受験に必要な力がついたか
を見るようにしていました。
計画は勉強そのものではありません。
計画表をきれいに埋めても成績が上がるわけではないし、予定と違う勉強をしたからといって、それだけで失敗になるわけでもありません。
計画はあくまで、勉強するための道具です。
勉強計画が続かない人におすすめの立て方
細かい勉強計画が続かないなら、まず次の4つだけ決めてみてください。
| 決めること | 例 |
|---|---|
| 優先する科目 | 数学・英語・化学 |
| 科目ごとの大まかな割合 | 数学4割、英語2割など |
| 長期的な期限 | 11月までに参考書を2周 |
| 毎日やるもの | 英単語など |
これだけでも、かなり勉強の方向性が見えます。
そのうえで、その日の気分や理解度に合わせて勉強し、数日ごとに配分を調整します。
もし模試で新しい弱点が見つかったら、また計画を変えて構いません。
「変更できる計画」のほうが、長い受験勉強では使いやすいこともあります。
まとめ|勉強計画は「守るもの」ではなく「調整するもの」
私は受験生のころ、1日ごとの細かい勉強計画をほとんど立てていませんでした。
その代わりに意識していたのは、
- 科目ごとの大まかな勉強時間の割合を決める
- 今日できなかった分は翌日以降に調整する
- 模試やテストを見て配分を変える
- 参考書は長期的な期限を決める
- 英単語など毎日やるものは別枠にする
という方法です。
勉強計画の目的は、予定表を完璧に消化することではありません。
入試本番までに、必要な力を身につけることです。
勉強計画が続かない人は、今日から細かい時間割を作る代わりに、紙やスマホのメモへ
「今、一番時間をかけるべき科目は何か」
を一つだけ書いてみてください。
そこから大まかな配分を考えるだけでも、十分立派な勉強計画になります。
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模試を受けたあとに勉強計画を見直す方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
模試の復習はいつやる?医学生が受験生時代にやっていた復習法 | 医学生うたの勉強ノート
また、数学や英語など科目ごとの詳しい勉強法は白瀬 うた 医学生|noteでも発信しています。
